患者さんの「説明」の捉え方

いっぱい食べた人

いやぁ、寒いですね。

私はテレビを見るのをやめて何年も経ちますが、どうやら大寒波が来ているようですね。

日本ももう四季はなくなり、夏と冬の二季になりつつありますね。….ニキ。

さて、題名に悩んだのですが今日は“患者さんってこちらが説明したことをこういう風に捉えるよね”っていう話をしようと思います。

私は臨床に出る前や出てすぐの時に、このような教科書にはなかなか書いてない臨床の話を先輩や師匠に聞きまくっていました。

そのおかげで、実際に臨床に出た時に患者さんに対峙して「あ、これ聞いてたやつだ」と気づいて失敗せずに済むわけです。

しかし、なかなか先輩に聞くのが苦手だったり、すぐに聞ける環境にない柔整師も最近は多いようで…。

そんな人のためにもこのブログは味方になりたいと思っています。

では、いきましょう!

患者説明をする時に気をつけるべき“患者さんの特性”

これは非常に書き方を悩むんですが、決して患者さんを下に見ているとか勝手に決めつけているとかではないことを十分にご理解ください。

私のブログの読者は十分に理解してくれると思いますが、あくまでも私がここで言いたいのは、「術者が患者説明の際に意識すべき注意点」です。

では“患者さんの特性”とはなにか、箇条書きでまとめましたので、一緒に考えてみてください。

  • 患者さんは自分に都合のいいことだけ切り取って記憶する
  • 患者さんは、自分の中で一度「理解した」ことは後で認識を変えられない
  • 患者さんは説明の内容や中身よりも術者の雰囲気で良し悪しを判断する
  • 患者さんは「物理的ななにか」もしくは「明らかに実感できるなにか」を得ないと対価を払い渋る
  • 患者さんは検査画像や数値、我々が判断材料とする客観的なものについては全くわからない
  • 患者さんは治療の内容全てにおいて「圧倒的」でないと感受できない
  • 患者さんの思う「治療失敗」はだいたい我々でいう「最悪の結果」で、我々の思う「治療失敗」は患者さんの中では大半が「治った」である
  • 患者さんは「最終的な予後」よりも「明日の自分」を重要視する
  • 患者さんのすべてが「治りたい」と思っているわけではない
  • 患者さんにとって家族は1番近い関係でありながら、その家族が1番治療を邪魔する存在である
  • 患者さんは術者のすること言うこと全てを「あそこの先生は〜」と、全ての患者や症例において同じ対応をするものと捉える
  • 患者さんは術者の全てを見透かす。嘘は必ずいつかバレる。

さて、いかがでしょうか。

最初はこれらの項目について全て詳細に書こうと思っていたのですが、とりあえず留めておきます。

最後にもう一度、決して患者さんに対して決めつけているわけではありません。

ただ、これを分かっていないと必ず臨床では失敗します。

勤務していると分かりませんが、自分が代表になると綺麗事では生きていけないかもしれません。