なんというタイトルでしょう。
ほねゆきがTwitterを本格的に始めてから約半年が経ち、フォロワー数も少し増えました。
そして、Twitterを運用する上で、いい意味でも悪い意味でも、柔整師という免許が正しく理解されていないことが改めて確認できました。
当たり前ですが、SNS上では不特定多数の方から意見をもらえます。
最近はよく、SNSなどを仮想の世界と捉え、現実世界とわけて考える人が多いですが、リアルな世界では、それほど気づきをもらえるコメントはもらうことができません。
なので、これはSNSで発信する利点だと思います。
もちろん、意味のない誹謗中傷は全く利益をもたらさないですが、「自分がどうみられているんだろう」とか、「自分の生きる業界は他の業界から見るとどう映っているんだろう」という疑問を解決するには、SNSは非常に使い勝手がいいです。
今回は、そんな「他の医療職種から見た柔道整復師像」を踏まえた上で、それに対して「いやいや、柔整師はこうなんですよ」という本来の柔整師像をご紹介したいと思います。
この記事は柔整師にも見ていただきたいです。
久しぶりの真面目な前座ですが、さっそく見ていきましょう!!
前提にする条件
昨今では、柔整師という肩書きをつかいつつ、柔道整復業務(骨折などの治療)をしていない柔整師が多いです。
もちろん、それ自体にはなんの問題もありません。
しかし、他職種に「柔整師とはなにか」とか「その認識は間違いですよ」という時に、世にたくさんいる柔整師の全てを一緒くたにしてしまうと話が進みません。
なのでここで言う柔整師とは、「柔整師という肩書きを使って柔道整復業務(骨折などの治療)以外のことをしている場合」は除外したものを言います。
これを言うと、それに当てはあまる柔整師の中には「俺だって、柔整師としてプライド持ってやってんだ!」という人がいるかもしれませんが、法に定められた柔道整復術以外のことは、もちろん柔整師免許がなくてもできるわけですから、感情的な言及はおやめください。
ここまで読んで、「そもそも柔道整復術って何?」と思った方はこちらの記事『柔道整復師法は矛盾している?』をお読みください。
下記、その記事の抜粋です。
内務省令第9号 明治44(1911)年内務省令第10号按摩術営業取締規則中は柔道整復師法の成立前に内務省(現在は存在しない)から出された省令です。
『外傷柔整師ほねゆきのブログ』柔整師法は矛盾している? – ① – より引用
上記の文章に「打撲・捻挫・骨折又は脱臼が柔道整復術」といった旨が記載されています。挫傷はこの時代は定義がなかったので、記載はありませんね。
柔整師であれば皆知っていると思うのですが、『柔道整復術』というものが先に日本には定義されていて、ある団体の運動により『柔道整復師法』が制定され、柔道整復師というものが第二条で定義されたのです。
元々、柔道整復術というものはあったので、柔道整復師法の中では柔道整復術が何かということは記載はありません。
なので、この記事では「柔道整復術を行なっている(外傷の保存療法を行なっている)柔道整復師」を柔整師と言うことにします。
ひいては、この記事における柔整師は、=ほねゆき(当ブログ管理人)と捉えてもらって構いません。
いや、そう捉えてもらった方がいいです。よろしくお願いします。
柔整師が誤解されるのはなぜ
柔道整復師が誤解される理由については、いくつか考えられます。
- そもそも柔道整復術が何か分かりづらい
- 整形外科団体からの睨み
- 正しく発信する人がいない(力がない)
- 発信する力を持っている柔整師が居ても、やっていることが正しくない
- そもそも柔道整復師免許行為を行なっている人が少数派
- 柔道整復師のまとまった団体がない
などなど。
これは大小あれど、どの業界でも同じではないでしょうか。
しかし、これらの問題は急には解決できませんし、そもそも解決すべき問題であるかどうかも分かりません。
日本は建前上は共産主義経済ではなく民主主義経済で、柔整師がどんな形で事業を行おうと法に触れず被害者がでない限りは自由だからです。
トンデモ医療を行う柔整師は淘汰されるべきですし、柔道整復業務を行わない柔整師は柔整師や接骨院と名乗るべきではないというのがほねゆきの個人的な考えですが、
このような業界に発展したのにはそれなりの理由があり、いけないことではないと思います。
柔整師が理解されるためには
「柔整師はけしからん!」
「柔整師は時代に合っていない!」
「整形外科に行けば十分だろ!」
などなど。
特にほねゆきはこれを言っている人に対して何も思いませんが、その多くが誤った認識をもとに発言をしています。
これを「柔整師自身の発信が足りない」と捉えるのか、「他職種が理解しようとしない」と捉えるのか、これは人によって様々だと思います。
前者の「柔整師自身の発信が足りない」というのは、これは我々柔整師に改善の余地がありますね。
後者の「他職種が理解しようとしない」と考えると、これは不可抗力なところもありそうですし、これはなんだか利他的(りたてき)で釈然(しゃくぜん)としません。
つまり、柔整師が「我々はこういう風に考えて仕事してます」というのを他職種に正しく理解してもらえるように発信するというのが、一番建設的で、誤解をされて批判されることを防ぐ近道ではないのでしょうか。
では、疑問に答えましょう
それでは、勝手にほねゆきが疑問に答えていこうと思います。
SNSでにおいて柔整師を誤った認識をもとに語る人、もしくは柔整師の治療についてコメントする人の言うことはある程度決まっています。
今回取り上げる疑問は、ほねゆきが独断で抜粋しました。
中には”分かっていてわざと聞いている場合”もあって、その辺の見極めも難しいのですが、今回は関係なく見ていきましょう。
と、いうところで今回はここまで。実際の回答は次回の記事になります。
コメントを残す