シーネとシャーレ

シーネ固定の画像

最近はSNSでも色々な先生と繋がることができ、さらに世界が広がったなぁと感じているほねゆきです。

「自分じゃこんなことしないな」というようなものや、「おぉこれは現場で使えるな!」というものまで様々な情報を目にして、改めて情報を取捨選択する能力が問われている現代だなと思っている次第です。

さて、今日はほねゆきの接骨院に研修に来ている2年目の柔整師から面白い質問があったので、その話を記事にしたいと思います。

とある日の会話

ある日、1日の業務が終わってからほねゆきにこんな質問が飛んできました。

T先生

〇〇先生、シャーレとシーネって同じ物ですか?前職でもずっと気になってたんですけど、人によって混同して2つの言葉を使ってるんですよね。

え、知らないの?まぁ確かに詳しく違いを説明しろって言われると、自分の知識が不安だなぁ。一応、調べるよ(笑)

ほねゆきは辞書を取り出して調べてみました。

シーネ:副子。患部固定のための副木。ドイツ語のSchieneが語源。

広辞苑第6版

シャーレ:ガラス製の、底の浅いふた付き容器。細菌培養などに用いる。ペトリ皿。

広辞苑第6版

ん、なんかシャーレは思ったのと違う”シャーレ”の説明になっている…。他には説明が載っていないぞ(_ _)

(まぁいい、ほねゆきの思う2つの違いを説明するか。)

ほねゆきの認識

ほねゆきの認識ではこうです。

シーネ:体に巻き付けることなく作られた添え木・副子のこと。体に接触させる前にその長さや幅がある程度決まっている。

ほねゆきの脳内

シャーレ:ギプスなどの体に環行した固定をシーネ状に加工したもの。

ほねゆきの脳内

これは、ほねゆきが臨床に出てから今まで、ずっと信じて疑わなかったことなのですが、上記と違うように認識している方はいらっしゃいますか?

簡単に言うと、シーネはいわゆる副子で、シャーレはギプス(またはそれに類するもの)を割って取り外し可能な副子状にしたものです。

シャーレが実験の皿を意味すると広辞苑に書いてあったのですが、確かにギプスを半分に割った面を見るとお皿状になっています。そういったこともあって、シャーレと呼んでいるのではないでしょうか?それとも、固定具のシャーレの方が語源なのでしょうか?

んー、ほねゆきは立ち入ってはいけない闇に入ろうとしているのかもしれません。

「次回、ほねゆき死す。」にはならないことを願うばかりです。