【雑談】ほねゆきは患者さんを信用しません

ほねゆきの画像

柔道整復師の施術は患者さんとの信頼関係があって成り立つものなのに、患者さんを信用しないなんて、柔整師精神に反する!なんていう声が聞こえてきます。

はい、その通りです。申し訳ありません。。。

しかし、外傷施術において患者さんと柔道整復師は明らかに主従関係にないといけません。もちろん、患者さんが従う立場です。これは、患者さんの同意なく施術を行うとか、患者さんの話を聞かないとか、そういうことではありません。

患者さんが来院して問診票や保険証うんぬんを終わらせたら問診に入り、最後に患部を見ます。そこで判断をした上で、「できる施術はこれこれですが通いますか?」と聞きます。ほねゆきは残念なことに外傷を一度で治す術(すべ)を持っていないため、必ず通院が必要となるのです。

通院の頻度や予想される通院期間を伝えた上で、患者さんが納得するかどうかを確認します。この時も、先程言ったように関係性ははっきりさせます。

外傷を見る上で固定などの管理はとても大事なので、例えば「週に5回通ってもらえれば、問題なく経過を診れます。」という条件を患者さんに出して、それを飲むか飲まないかを見ます。この時に、「週に1回しか通えないんだけど早く治してほしい」などと言ってくるような患者さんはほねゆきの中では要注意な患者さんになります。

そのように、患者さんが主体的に治療内容を決めたがる場合は絶対に柔整的保存療法は成り立ちません。整復固定をして、生活指導をしても自分でテープを剥がしてしまったり、温泉に浸かってきたりと、言うことを聞かない患者さんは良い結果になりません。

慢性疾患であれば、すぐに後遺症に繋がることは考えにくいですが、骨折などの外傷は違います。初期治療でいくらでも患部をおかしくしてしまうことがあります。。。。

もちろん、そのような態度を取る患者さんに対して、こちらからうまく語りかけて危険がないように施術していくことも可能です。しかし、とても時間がかかるし、こちらもパワーを使います。対して頂くお代はそうでない患者さんと同じです。

んー、どうしたらいいんだ。これは永遠の悩みですが、最近はお断りするという選択肢も作るようにしています。患者さんとの間に適切な信頼関係を気づくことがとても大切ですね。