みなさんごきげんよう、外傷柔整師ほねゆきです。
ようやく暑さが和らいできた今日この頃。
ほねゆきは減量やトレーニングというよりも、気分転換と心拍数上げ、新鮮な外の空気を取り入れるために2日に1回は院の周りをランニング(ほぼジョギング)します。
特に時間を決めているわけではないですが、だいたい深夜1時〜3時の間が多いです。都内の端くれで、どデカい反射タスキをかけてセカセカ走っている人がいたら私ですので、絶対に声をかけないでください。(笑)
そして、ほねゆきが走るのにはもう一つ理由があります。
それは、〈近隣に新規開院した医院や歯科医院、接骨院があるかどうか探すand実際に建物を見るため〉です。
ほねゆきはやったことないんですが、最近の医院や歯科医院、接骨院は開院時にチラシを巻くことが多いです。
そのチラシがほねゆきの接骨院に入るのですが、それを走りに出かける前に頭にインプットして実際に見に行くのです。
チラシを撒かない院も、走って街並みを見ていると気づくので、フラっと寄って受付時間や看板、外に張り出しているポップを見ます。
市場調査を兼ねているんですが、これはほねゆきにとって大事なことなんです。
なぜ、大事なのか。もう少し詳しく書いてみましょう。
街並みを見て回るのは問題ないのですが、人の敷地に勝手に入ったり、違法なことをしなくともジロジロ中を除くような怪しい行動をすると近隣住民の不安につながりますし、警察の身元調査を受けることにもなり兼ねませんので、皆さんも気をつけましょう。
近隣へのご挨拶
近年、接骨院を開業する人たちは、同業者間(近い業種間)の交流を好まない傾向にあるようです。
「ライバルに挨拶などしてたまるか」などといった精神はほねゆきは好みません。
私が最初に接骨院を開業した頃は、地域内の先輩先生方のところを一軒一軒挨拶に回りました。
「○○(地域)で接骨院を開業させてもらうことになりましたので、今後ともよろしくご指導のほどお願いします」と菓子折りと真っ白のタオルを持って3日かけて回りました。
開院時はどうしたらいいか分からなかったので、師匠に「すみません、開院時に近隣の先生方にご挨拶に伺おうと思っているんですが、この時にはなにを手土産に持っていくべきなのでしょうか。」などと聞きに行った記憶もあります。
その時に挨拶に回ったのは接骨院だけではありません。対診などをお願いするであろう整形外科の先生のところをはじめ、内科や外科の先生のところにもお願いに出向きました。
電話帳を開いて医療機関の欄の電話番号に電話して、アポイントを取ったのはいまだに覚えています。
中には、「誰?」とか「あっそう」などと怖い対応をされたときもありましたが、おおむねの先生方が「おっよろしくね!」と快く返答をくださいました。
最近はどうなのかな
さて、昨今はどうでしょうか?
私が住んでいる街中を散歩していると、数百メートルと離れていないところに接骨院・整骨院ができています。コンビニより多いとか聞きますが、実際はどうなんでしょうね。
患者さんから「○○(地域)に新しく接骨院ができましたね」と聞くこともあります。
新しく接骨院を開業された人たちは、開業に際して近隣の医療機関に挨拶回りしたのでしょうか?
自分のことではないので正直どうだっていいですし、挨拶をしない柔整師に対して「最近の柔整師はけしからん」などという気はさらさらありませんが、個人的にはもったいないなと思います。
数年前、私の接骨院の裏手(1kmほど離れたところ)に歯科医院ができました。
少し離れたところに開業していた先生が、私の接骨院の裏手に移転されてきたのです。
ご夫婦とも歯科医師の先生で、日頃は奥様が診療に携わり、ご主人はほとんど大学の方で教鞭を執られているとのことです。
スタッフさんも5〜10人在籍しているようで、本気度が伝わってきます。
そこの先生がご夫婦揃って、歯科医院の移転開設にあたってわざわざ私のところに挨拶に見えました。
歯科医師の先生は医療でも、私たち柔道整復師の受け持つ業務とは異なります。それでも、同じ医療に携わる者だからということで、挨拶に見えたのです。
ほねゆきは本当に感謝しました。自分のようなところにもご丁寧に来てくださるなんてと。接骨院から歯科へ対診することは少ないので、裏の事情もとくになさそうです。
このようなことがあると、「あそこの先生に紹介しようかな」とかお互いに利益(メリット)を受けることができる関係性に発展しやすいんですね。
なぜ走るか
さて、そんなこんなでほねゆきは挨拶推奨派なんですが、最近は若い柔整師が開院しても挨拶に来てくださることは少ない。
ということで、ほねゆきは自分から行きます。医科や歯科の先生方のところに出向くのは当たり前なんですが、接骨院・整骨院にも行きます。
「来ないんだから行かなくていいでしょ」という声も聞こえてきそうですが、これは相手方の接骨院にとっても、ほねゆきの接骨院や患者さんにとってもいいことだと考えています。
新しくできた接骨院に挨拶に出向いて、「どうも、ほねゆき接骨院のほねゆきです。開院されたそうで、お祝いに差し入れをお持ちしました。院長先生や代表の方はいらっしゃいますか?」と言います。
そして、一通り自己紹介をした後に「ほねゆきの接骨院は怪我をメインに見ていて応急処置の材料なんかも揃ってますから、夜とか休日で病院が空いてない時間帯に怪我の患者さんが来たら連絡ください。手が空いてればすぐ来ますから、一緒に処置しましょう。」と声をかけておくのです。
おせっかいだと思われれば後日連絡が来ることはありません。でも、それでいいのです。
最近は松葉杖や固定材料を全く置いていない接骨院も存在します。はじめは嘘かと思っていたんですが、本当なんです。
そんなところに怪我をした患者さんがふらっと来院した時にそんな院が困るのは確実なので、助け合えればなと思っているのです。
それだけではほねゆきに利益は生まれませんが、患者さんが少しでも救われればそれでいいのです。
みなさんも、近隣の医療機関への挨拶は面倒でもやっておいた方がいいかもしれません。
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