柔整師の開業の基準を教えます

ほねゆきAI

ブログはなんともお久しぶりな感じになってしましました。

本来、私はTwitterよりもブログが好きなんです。

Twitterは何というか、ねぇ….。笑

Twitterは炎上対策でだいぶ言いたいことの本質を捻じ曲げて、かなり飛躍した比喩表現を使うようにしております。

一方的な発信か相互的な発信かという点でTwitterとブログは違いますが、私は今の方針としては「私という柔整師に興味がある人に色々な情報を届けたい」という思いが強く、そういった意味では、このブログやnoteのメンバーシップはとても好き。

私個人や柔整師という職業、骨折などの怪我の保存療法に興味がない人のことは正直どうでもいいです。

そんなこんなでブログ用の記事は書き溜めておりますので、ブログ購読者も楽しみにしておいてくださいね。

柔整の世界もそうなんですが、残念なことに情報は待ってるだけじゃ入ってこないんです。

コミュニティに参加するとか、積極的に発信者をフォローするとか、自分から動かないとダメです。

さらにコメントしたり質問すると学びの可能性はグッと広がります。

これは臨床でもそうですよ。先輩や上司にグイグイ聞きましょう。それで好かれるか嫌われるかはあなたの腕次第です。笑

さて、今日は接骨院の開業のタイミングについてのお話。

今回の記事の「開業」というのは「接骨院を個人で開設すること」を指します。

よく言われる開業の基準

開業するかしないか、するならいつ開業するかを考えた時に多くの方はこう言います。

「患者さんを治せるようになったら開業します」

これはよく聞くセリフなんですが、皆さんも改めて聞いてわかるように、これは区切りを言っているようで言っていないんです。

これは患者さんに施術の説明をする時も同じなんですが、「治る(治せる)」っていうのは非常に曖昧な言葉です。

私は橈骨遠位端骨折を治せますが、橈骨遠位端骨折を治せません。

というように、患者さんが違えば患部も違います。

我々が「治っただろう」と思っていても、患者さんが「治っていない」と言えば治っていない。

我々が「治っていない」と言っても、患者さんが「治った」と言えばそれは治っているんです。

要は、技術力には終わりも基準もないということです。

そりゃ、ギプスが綺麗に巻けるようになったとか、エコーで患部を把握できるようになったとか、痛くないように患部を持てるようになったとか、そういった分かりやすい項目はあるのかもしれませんが、

「じゃあ、それができたら開業するの?」

と言われると、頭にハテナが浮かぶのではないでしょうか。

「治せるようになったら開業するよ」というのは、私からすれば「いつまで経っても開業はしないよ」と言っているのと同じです。

つまり、「開業?したいと思ってるよ。患者さんを治せるようになったら開業しようかな。」というセリフは「開業したいけど、したくないんだよね〜」と言っているのと同じだということです。笑

開業する理由から逆算する

理由は色々あっていいと思うんですが、開業する基準を語る上で「なぜ自分でわざわざ開業するのか」を考えなければいけません。

こういう質問をすると大体、こう返ってきます。

「自分がどこまで通用するのか試したい」

そう言われると私はとりあえず「なるほどそうなんだね」と返します。

そしてもう一度聞きます。「で、なんで開業したいの?」と。笑

最後にみんなが言うのが、この答えです。

「手取りを増やしたい」

まぁこれは正しいです。リスクを取る分だけ見返りは大きくなりますし、中間コストがなければそのまま利益が所得になります。

そうすると、開業する基準に売り上げや利益というのが上がってくると思います。

多くの人が非雇用状態から開業を目指すと思いますが、

例えば手取り25万円もらっている状態から、それと同等の所得を維持しようとすると経費と税金で6割持っていかれるとして63万を売り上げなければいけません。

開業費用が500万かかったとして、自己資金なしでフルで融資を受けて10年で返すとなると月に4万円返さないといけないですから、手取り25万を目指すとなると67万円を売り上げないといけない。

※例え話なので、細かい融資の金額は条件は無視してます。

月に67万売り上げようとすると、ひとり単価が3000円で月に10回通うとして、患者ひとりが院に落としていくお金は月に3万円なので、月に22人を集患しないといけません。

このように基準を設けることはできるのではないでしょうか。

ちなみに、最初に言った「自分がどこまで通用するのか試したい」というのは、ただの願望なので開業する理由にはなり得ません。

最低基準を考える

私はこれが一番重要だと考えているのですが、逆に「これだったらいくら開業したい気持ちがあっても開業できないよね」という基準を考えるということです。

例えば、温かいお風呂に入りたいのにガスを契約していなければお湯は沸きませんよね。

接骨院も同じで、骨折なのか打撲なのか捻挫なのかが全くわからないとか、もう人の体は何が何だか分からないとかっていうと、これはもう論外なのです。

細かいことを言い出すとキリがないので、私はまとめてこう言います。

「最低基準は事故を起こさないことだよね」

ここでいう事故とは、患部の鑑別が正しくできないとか、固定の方法がどうとか、そう言ったことではありません。

取り返しのつかない害を患者さんに与えないということです。

例えば、骨折かどうか自分で判断もつかないのに経過を見てしまうとか、そういったことです。

分からなくてもいいんです。

どんなに経験のある名医でも、経験したことがない症例はありますし、鑑別できない症例は存在するはずです。

ただ、分からないんだったら誰かに助けを求めないといけないし、患者さんは即刻リリースしなければいけません。

もっと身近な例で言うと、「固定が外れたら後療法はできます」とか「レントゲン撮ってもらって骨折がなければみれますよ」とかっていうのも同じ嫌な匂いがします。

できないことをできないと認識することができていれば、すなわち事故を未然に防ぐことになると思います。

開業=孤立ではない

さて、ここまで読んで開業についてどうお思いでしょうか。

嫌な側面ばかり目につきますよね。

そりゃそうです。リスクを背負うというのはそういうことです。

やりたいことをストレスなくできるのは未就学児だけです。

私が最後に声を大にして言いたいのは、開業したら全て自分で解決しないといけないと思うなということです。

甘いこと言うなとか、客観的数字やお金のことを考えろとか、事故を起こすなとか言いましたが、私は死ななければなんでもOKな人種です。

人に害を与えちゃいけませんけどね。

だから、「開業したけりゃつべこべ言わずにしちゃえよ」という意見に超反対かっていうと、そういうわけでもありません。

最後は勢いですからね。

そこで重要な考え方ですが、開業したら自分で頑張るのではなく、より一層人を頼らなければいけないのです。

法的にレントゲンは取れませんから医師にお願いする、鑑別できなければわかる先生のところに連れていく。

とにかく、分からなかったり迷ったりしたらわかる人に聞くほかないのです。

このマインドを生かしておかなければ、いつか破滅します。

孤立し驕りイキがり嘘をつき、信頼がなくなった上で裸の王様になって泣いて死にます。

開業は自分の思う最善の施術を患者さんに提供できるチャンスです。

開業について漠然と考えている人は、もう一度読み返してみて客観的に自分の現状を捉えてみると面白いかもしれません。

自分で基準を作ることは非常に大切です。

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