みなさんお元気でしょうか、外傷柔整師ほねゆきです。
「100日後に過整復する柔整師」も制作が終わって、インスタグラムでは現在半分ほどまで投稿が進んでいます。
最近は花束を投げ渡した?ことがすごくニュースになっていますが、学生時代に駅のお花屋さんでアルバイトしていた身としては、、、、
どうでもいいので、全然興味ありません。笑
さて、今日はそんな受け渡し方についてのブログです。
接骨院での処置
接骨院ではギプスを巻いたり、シーネを当てたり、テーピングを貼ったりと何か物を患者さんに対して使って処置することが多いですね。
物を使わなくても施術にはなんでも危険性が潜んでいますが、物を使うとなると、院内事故が起きる可能性はグッと上がります。
以前大きなニュースとなったのは、医科においてギプス固定処置をしていて大きいハサミで手部のギプスをカットしようとしたときに誤って患者さんの指を切り落としてしまったというもの。
接骨院でも、ハサミを患者さんの近くで使わなければならい場面は多く存在しますね。
これはさまざまなことが後に検証されていますが、そもそもハサミという器具を使わなければ事故は起きなかった可能性が高いかもしれない。
ただ、そんなこと言ってたら仕事ができません。
なので、そんな極論は通用しませんからしっかりと運用ルールを決めておくことが無難です。
ほねゆき修行時代
柔整師に修行の終わりはないので、今も修行中の身なのですが。。。
そんなことは置いておいて、ほねゆきは師匠に物の受け渡しについて、厳しく指導を受けた経験があります。
修行に入ってから最初の1ヶ月目は先輩方の動きを見て、必死に自分ができることを探して動いていました。
ある程度、院内のどこにものが置いてあるかがわかってきた頃。2ヶ月目くらいの話です。
は、はい!!!すぐに!!
ヒョイっ。
ほねゆきは対面にいる師匠にハサミを手渡しました。きちんと、刃の方を持って、すぐに師匠が使えるように。(俺は使える弟子だ!!)
すると、間髪入れずに師匠が。
うん、君はもう道具を持たなくていいよ。
?!?!?!
この時はわけがわかりませんでした。
のちに先輩に聞くと、ほねゆきは致命的なミスを犯していました。処置中に寝ていた患者さんの体の上にハサミを差し出していたのです。
確かに、受け渡しのときに誤ってハサミを落としてしまうことは容易に想像できます。
そのときに床に落ちれば、床が傷ついたりハサミが壊れるだけなのでいいのですが(それでも怒られるけどね)、患者さんの上に落ちたら大変です。
患者さんが怪我をしなくとも、なんて乱暴な先生なんなんだと一気に信用はなくなるでしょう。
マイルール
ほねゆきはわざわざ院のマニュアルのようなものは作っていませんが、自分の中ではこのように処置時のルールがあります。
- あらかじめ自分の後ろに物を用意する
- 処置時は患者さんの周りを一周できるようにスペースを開ける
- 患者さんの上に極力体を出さない
- 患者さんの患部近くでは先端の鋭利なハサミは使わない
などなど・・・
基本的なことですが、意外と言われないとわからないことかもしれません。
このような細かいことで事故は未然に防げるのですが、今はこのように細かく指導してくれる先輩がいないことが多いようです。
些細なことでも共有していければと思います!!
次はハサミだよ。(次の手順はハサミを使うから持ってこないとダメだよ。)